昭和の名曲「テネシーワルツ」を悲しくも優しく歌い上げた
江利チエミさんの短い半生の中から精一杯愛した高倉健さんとの
出来事を取り上げてみました。
江利チエミと高倉健は、なぜ離婚しなくてはならなかったの?
1959年(昭和34年)に江利チエミさんと高倉健さんは結婚しました。
しかし、それから12年後に離婚しています。
結婚当初は江利チエミさんの方が売れっ子歌手で、高倉健さんはあまり
知られてはいませんでした。
高倉健さんといえば今や日本を代表する名俳優ですよね。
離婚の原因は経理を任せていた異父姉が江利チエミさんの名義で
巨額の借金をしていることが発覚!
江利チエミさんは高倉健さんに迷惑をかけまいと離婚を決意しました。
江利チエミさんにとって高倉健さんは生涯愛した、最愛の人です。
そんな大切な人と江利チエミさんにとっては身内の犯した事件で
別れることになるとは何とも言えない運命のいたずらですね。
その後、江利チエミさんは再婚することなく借金を一人で完済しました。
30代で巨額の借金を負うことに加え最愛の人との別れを経験するのは、
どんなに辛く哀しい日々だったでしょうね。
言葉では語りつくせない程の苦労があったと思います。
江利チエミと高倉健の馴れ初めと結婚生活
江利チエミさんと高倉健さんは1956年の映画「恐怖の空中殺人」での
共演がきっかけです。
高倉健さんの一目惚れで、高倉健さんが江利チエミさんに猛アタックしての
結婚でした。
高倉健さんが当時は売れていなかったとしても、こんなイケメンで素敵な人
から猛アタックされたら結婚を断る理由はないですよね。
1959年(昭和34年)にふたりは結婚しました。
新婚時代は二人のラブラブぶりが世間でも話題になるほど、
幸せな生活を送っていました。
私も何度もこの新婚時代のお二人の様子をテレビで拝見しましたよ。
江利チエミさんが高倉健さんのことを「ダーリン」と呼んでいる事
も話題にもなりました。
江利チエミさんと高倉健さんがとてもお似合いです。
幸せそうな二人は理想の夫婦でうらやましかったですね。
1962年に二人の間に子供が宿りました。
しかし妊娠高血圧症候群のため中絶をせざるを得ませんでした。
江利チエミさんの母親は江利チエミさんを難産の末に
決死の覚悟で産んでいます。
江利チエミさんとしては、どうしても子供を生みたかったでしょうね。
この妊娠以降、二人の間に子供を授かることはありませんでした。
原因について詳しくは知らされていませんが1970年には
自宅が火災に遭うという悲劇も二人を襲いました。
まさに苦楽を共に分かち合う仲ですよね。
江利チエミの死因はなんですか?
江利チエミさんの死因は、脳卒中と吐物が気管に詰まっての窒息死です。
風邪気味だったところに脳卒中で意識を失い吐物を吐き出せなかったことが
原因とされています。
江利チエミさんは寂しさをお酒で紛らわせていたのでしょうね。
時にはウイスキーの牛乳割をのみ、泥酔するまで飲んでいました。
お酒が入ると高倉健さんとの思い出を語り「テネシーワルツ」を
アカペラで歌うこともありました。
最愛の人、高倉健さんを思って歌っていたのでしょうね。
江利チエミさんの切なくも悲しい歌声が聴こえてくるようです。
お酒の席で江利チエミさんが高倉健さんの魅力を話しています。
高倉健さんはこだわりが強く気に入った喫茶店があると
往復6時間もかけて車で出かけていたと。
高倉健さんのコーヒー好きは有名ですが私も高倉健さんの好きな
喫茶店ということで京都のイノダコーヒーに行ったことがあります。
高倉健さんが座ったとされる席に座り、高倉健さんが好んで飲んでいた
とされるコーヒーを頂きました。
感慨深い思いで美味しいコーヒーを味わって来ました。
高倉健さんは肌着も気に入った物があると100枚から200枚
タンスの中にしまっていました。
そんなところが高倉健さんの魅力だと江利チエミさんは話しています。
嬉しそうに話す江利チエミさんの姿が想像できますね。
まとめ
江利チエミさんは45年という短い半生でしたが高倉健さんという
素敵な旦那様に巡り会えたことは江利チエミさんさんにとって
何よりも幸せなことだったと思います。
江利チエミさんが亡くなってからは、高倉健さんが江利チエミさんの
命日供養に毎年あまり人目につかない時間を気遣って訪れています。
高倉健さんにとっても江利チエミさんが最愛の人でしたね。
高倉健さん主演映画「鉄道員」では江利チエミさんの「テネシーワルツ」
を高倉健さんが口ずさむシーンがあります。
この「テネシーワルツ」の使用を提案したのも高倉健さんです。
二人の愛と絆はいつまでも繋がっていますよね。
2014年11月10日に83歳に高倉健さんは逝去されました。
天国でふたりは再会できたでしょうか、
天国では二人の思い出話と共に幸せな時間を過ごして欲しいですね。
改めて江利チエミさんと高倉健さんのご冥福をお祈りいたします。

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